無職とスヌーズ機能の格闘物語‥

♪ピン~カン~ピン~カン~♪
♪ピン~カン~ピン~カン~♪

7時30分、スマホの目覚ましが鳴り響く、、眠い目をこらしながら、タイマーを止めようとするが、スヌーズ機能をONにしたままタイマーを止めた。
その10分後、またスマホの目覚ましタイマーが鳴り響く‥

♪ピン~カン~ピン~カン~♪
♪ピン~カン~ピン~カン~♪

体が動かない…まるでしかばねのようだ…目覚ましのタイマーを止めるが、またスヌーズ機能をONしたまま、頭の中で思うこと‥それは‥

「今日も無職だし‥もうちょっと‥もうちょっとだけ布団で横になっていよう。。」
「寒いし…まだ布団から出たくないな‥」

11月中旬を迎え朝の寒さも一段と増し、布団から出るのが億劫になってくる季節。
無職という状況はこれに拍車をかけるように布団から出たがらなくなる。布団に籠って現実逃避しているかのように‥。一日をどう過ごすか‥どうしたら充実するのか‥毎日が試練だ。
働いていた頃、どんなに寒くとも布団から出て身支度をして家を出る‥これが当たり前だった。

当たり前になる事で、起きる時間になると自然と目が覚めて、気持ちよく目覚められる日もあった。

体に沁み込んでいた規則正しい生活の自分は、、あの頃の自分はどこへ行ってしまったのか…。

♪ピン~カン~ピン~カン~♪
♪ピン~カン~ピン~カン~♪

10分おきに設定したスヌーズ機能。何度も何度もスヌーズ機能により、目覚ましのタイマーが鳴り響くが、止めては寝て、止めては寝ての繰り返し。気が付いたら1時間も格闘を繰り返していた。

一体自分は何度寝をしているのだろう。でも‥起きれない、いや‥正確には起きたくないのかもしれない。

やっと‥やっとのことでベッドから起き出して顔を洗う。今日も無職の1日の始まりだ‥。
職場にいる人たちは頭も体もフル回転させている月曜日の仕事始め。こんな月曜の午前中から自分はなんて堕落した朝を過ごしているのだろう‥この時間がいつになく自己嫌悪に襲われる。

今日も無職の一日。でも人生は有限だ。人間は日々、老化している。生きるということは大変だ、一度、職を失い数ヶ月楽をしてしまえば‥身体も楽な生活リズムが沁み込んで習慣化してしまう。

また僕は社会に復帰できるのか‥離職期間が長引くにつれて不安もある‥でも進まないといけない。人生の歩みを止めてしまえば、全てを諦めてしまった事になる。

今日も頑張って一日を…生きる。そして明日も‥。人生の希望の灯はまだ消していない。
お読みいただきありがとうございました。